風景・洞窟

自覚症状がない中での入院生活、再び、わが宮殿(私の体の中のこと)に住み着き始めた細胞。これからは、毎日向き合って行かなければならない。私のことを心配してくれて再び住み着いたのではないかと思う。治療が始まっているが、厄介者として排除するのか。それとも無視するのか。又は、受け入れるのか。現代医療では、無視するのでなく厄介者として排除する治療が施される。しかし、その治療でも完全とは言いがたいが、わが宮殿の臓器(肺)に、じわりじわり浸透して来る。わが宮殿を自由気ままに、動き廻るのでなく仲良く一緒に暮らしてはいけないだろうか。